猫背の4つのタイプ ④

投稿日: 2015年12月6日 カテゴリー:

前回の猫背③の記事を書いてからほんの少し間が空いちゃいました

最終回を残してお待たせしました。

あれです、最終回のドキドキを膨らませる期間でございます。

では猫背記事最終回の始まりです!

その前に前回までの①~③の記事です↓

「首猫背」
首猫背のブログ

「胸猫背」
胸猫背のブログ

「腰猫背」
腰猫背のブログ

最後の猫背は、、、

④「腹猫背」

このタイプの猫背は
お腹がポッコリ出ていて、下っ腹がたれているように見える猫背です。
姿勢を良くしようとすると真っ直ぐになっているように見えるのですが
お腹が突き出て、背骨自体は曲がっています。

骨盤がお辞儀をするように前に傾いていて
姿勢を良くするために背骨の腰のあたりが反ってしまってお腹が出ます。

どうやって調べるかというと
仰向けになっていただいて、
腰の下に手を入れてみるとスッポリと腕が入ってしまうほど腰が浮いてしまっています。

症状は
腰の骨が反ってしまっているので腰の関節に負担がかかり慢性的な腰痛や
お腹が出ているので見た目も気になります。

他にも女性の方は子宮や膀胱にも負担がかかり
妊娠中に腰に負担が強く出ることが多く見られます。

では腹猫背の簡単な改善方法を紹介していきましょう。

このタイプは骨盤がポイントです。

お辞儀してしまっている骨盤の角度を正していきます。

まずは骨盤を動かすイメージを作りましょう。

仰向けで寝て、膝を90°に曲げて立てます

その状態から骨盤を動かすのを意識しながら

「おヘソを天井に向けて突き出す」

「お尻の穴を天井に向けて突き出す」

この二つを繰り返すようにすると骨盤を前傾させたり、起き上がらせたりすることができます。

骨盤がシーソーをするような動きをするイメージで行ってください。

これで骨盤まわりの柔軟性が少しずつ回復していきます。

そして仰向けのまま

両膝を抱え込むように抱き寄せていきます。

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これで、腰の筋肉とお尻の筋肉を伸ばして骨盤を正しい位置に戻すことができます。

夜、寝るときに腰の反りを抑えるために

仰向けで寝て、膝の下に毛布を丸めたものをおいて、膝を立てたまま寝ることもオススメです。

(寝返りでずれてしまったりもしますが、また目が覚めたときに同じようにしてあげるだけで、効果が出ると思います)

そしてもう一つ重要なのが骨盤の前側にある筋肉です。

この筋肉が詰まってしまって骨盤がお辞儀している可能性もあります。

しかしとても深いところにある筋肉なので、

自分でほぐすのは少し難しいのですが少しだけでもほぐしていただきたいので

椅子に座って鼡径部をグーでクルクルほぐしてみて下さい。

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前回の「腰猫背」で紹介したストレッチも効果的なので

是非もう一度ご覧になってみて下さい。

さて、4回に分けて猫背の種類を紹介していきました。

猫背が気になっている方のお役に立てたでしょうか?

猫背は長い時間をかけて出来上がってしまった骨格的な変形です

それを正常に戻すにはやはり長い時間をかけて治療をしなくてはいけないし、

自分でできるだけ気にかけて姿勢を正したり、ストレッチをしたりすることが必要です。

もちろん腰や首の強い痛みが出た場合は病院で診てもらったり、

正しいトレーニングやストレッチの指導をしてもらったりすることが大切です。

猫背矯正などをして、正しい位置をしっかり体に覚えさせるのも忘れないでください。

皆さん猫背①~④をじっくり読んで思い出しながら

背筋ピーーーン!を目指して頑張りましょう♪

猫背の4つのタイプ ③

投稿日: 2015年12月3日 カテゴリー:

猫背週間3回目になりました。

前回みなさんから多くのいいね頂いて嬉しい限りです♪

ではまず前回までの猫背ブログの紹介です。

「首猫背」
首猫背のブログ

「胸猫背」
胸猫背のブログ

そして今回は
③腰猫背

このタイプは
上半身が腰から前傾し、少しお辞儀をしているような姿勢です。

特に座っているとわかりやすく、
椅子に浅く座って背もたれにダラッとよっかかるような姿勢を続けていると
その背骨の角度が癖になってしまい、立っている時にも腰が曲がってしまいます。

そうですデスクワークです!
もう首猫背・胸猫背と読んでいただいた方はわかるかもしれないですが。
どれをとってもデスクワークが原因になってるんです。
怖いですねデスクワーク。。。

しかし現在日本ではほとんどがパソコンで作業を行っていて
デスクワークから離れられない状態なんです。

症状としては腰から曲がっているので、まず腰痛が出てきます。
腰は中腰の体勢になると腰の関節に10倍以上の負荷がかかると言われています。

そしてお腹にある内臓が圧迫されて、腸の動きが低下し消化が悪くなったり、
生理不順を起こすことも考えられます。

では腰猫背の簡単な改善方法を紹介していきましょう。

デスクワークの方はまずはタイマーを準備してください。

これは必須です!

なぜかというと、デスクワークでパソコンで作業をしていると

いつの間にか2時間や3時間経っていたなんてことありませんか?

それは同じ時間を悪い姿勢で座っていたということになります。

それを予防するためにタイマーを30分~45分で鳴らしましょう。

そしてタイマーが鳴ったら一度立ち上がり前屈させたり反らせたり腰を伸ばしてあげましょう。

30分おきに立ち上がるなんて面倒臭いなぁ、なんて思うかもしれないですが

これをするとしないとでは1日終わった後の疲れや腰の痛みが全く違います!

あと、家に戻って風呂上りには股関節のストレッチをしましょう。

腰の曲がりは骨盤が大いに関係するので股関節を柔らかくすることで

骨盤(土台)がしっかりし、背骨(柱)が安定します。

一つは脚を開いて座って前屈するような簡単なもので結構です(お尻側を伸ばす)

(写真では脚は開いてないですがいわゆる簡単な前屈です)

二つ目は股関節を反らせるようなストレッチです(骨盤の前側を伸ばす)

脚を前後に開き、後ろの脚の膝は床につけます

上半身は前に倒さず正面に向けて前の脚に体重をかけるように

後ろの脚の骨盤の前の筋肉を伸ばしましょう。

骨盤が後ろの脚の膝より前に動くように伸ばすのがコツです。

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この姿勢のまま生活すると

老後に腰が曲がって歩くようになってしまうかも知れません

腰の圧迫骨折なども増えるでしょう。

股関節を柔らかくするだけで、

猫背の姿勢もそうですが腰痛の改善になるので是非三日坊主にならずに続けてください。

もちろん股関節のストレッチは痛みも強いため自分でやるのは大変です

体の知識がある人に伸ばしてもらうことでリラックスしながらストレッチできますし我慢もできます

自分でもビックリするくらい柔軟性の改善することもありますので

定期的にプロに診てもらうことが大切です。

さて次回が猫背週間最後の項目になります、お楽しみに!

猫背の4つのタイプ ②

投稿日: 2015年11月30日 カテゴリー:

現在カラダ会議室通信は「猫背」週間でございます。

前回は「首猫背」を紹介させていただきました。
首猫背のブログ

さて今回は

②胸猫背
このタイプは胸のあたりが前傾して、
肩甲骨も丸まって肩幅が狭くなるような姿勢になります。

これもやはりパソコンを使う方がなりやすく自分でポーズをとってみるとわかるのですが、
キーボードを使って腕を前に出している姿勢が原因になりやすいです。

他にも女性の方にも多く見られ、それは
胸の重たさが辛くなってきて背中が丸まってしまうということがあるようです。
巨乳の方って胸重たいって言いますもんね。。。

このタイプの方は
胸の筋肉が詰まって固くなっていたり
左右の肩甲骨の間が引っ張られていて背中のコリが強いと感じる方が多いです。

胸が詰まっているため肺が膨らみにくく
何となく呼吸が苦しく感じたり、階段の上り下りですぐ疲れたり呼吸が乱れたりします。

では胸猫背の簡単な改善方法を紹介していきましょう。

これはとにかく胸の筋、肩甲骨まわりの筋肉をほぐし

肩甲骨を動かしてあげることが大切です!

まずは手の届く胸の筋肉をほぐしましょう。

4本指を立てて、鎖骨の下にある胸の筋肉をなでるようにクルクルとやってほぐしましょう

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すぐ下が骨になるので強くやる必要はありません

深呼吸をしながら少し硬くなっている部分を入念にやってあげるのがコツです。

次に背中をほぐしたいところですがなかなか手が届きません・・・

肩甲骨は運動療法をやっていきましょう

指先を肩先にあてて、肘をクルクル回すように運動しましょう

回す時に腕ではなく肩甲骨を回すように動かすのがコツです

腕を伸ばして大きくグルグルまわすよりこの姿勢の方が肩甲骨を意識して回しやすくなります。

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この運動療法をすることで日常でも肩甲骨の動きを意識することができるようになるので

姿勢をよくするときに肩甲骨を「キュッ」っとしめてあげるだけで

より良い姿勢を作ることができます。

女性も胸猫背で丸まっているよりも姿勢が良くなっている方が

バストアップにもなります!

これはやるしかない!

もちろんさっき手が届かなかった背中の部分などマッサージでほぐしたり

なかなか動かしづらい肩甲骨をプロのマッサージ師に動かしてもらうことで、より良く姿勢の矯正ができるので

定期的にマッサージなどの治療はしていきましょう。

次回も続いて猫背③を紹介しますのでお楽しみに♪

猫背の4つのタイプ ①

投稿日: 2015年11月26日 カテゴリー:

みなさん最近巷で噂されている「スマホ猫背」って知っていますか?

近代携帯電話が流通し、ほとんどの人が持っていて

暇になるとSNS

電車に乗ってはテレビを見たり本を読んだり

家に帰ればメールチェック

常に使ってらっしゃいますよね?

いわゆる「スマホ猫背」というのは

携帯電話を見るため、首を少しうつむく姿勢で長時間いる事が良くない姿勢につながるのです。

と、「スマホ猫背」を紹介してきましたが。

猫背には4タイプあり、それを一つずつブログの更新ごとに紹介していきましょう。

本日はスマホ猫背の本来の名称である

①首猫背
スマホだけでなく、パソコンの作業やデスクワークが多い方がなりやすく、
「IT猫背」なんて呼ばれることもあります。

姿勢を正せようと背骨を真っ直ぐにしても首や顎が前に突き出るようなタイプです。

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このタイプは首の関節や前後の筋肉のバランスが崩れるため

肩こりが強く感じられ、それに伴う手の冷えやシビレなども出てきます。

もちろん首の動きも悪くなり、上を向いたりするのも圧が強くなって痛みが発生します。

そりゃ頭だけ前に突き出てしまっていては首に負担かかっちゃいますね。。。

頭というのは成人の大人ですと5kgほどあると言われていて

真っ直ぐに背骨に乗っていれば簡単に支えることができるのですが

前に突き出ていることで前側には詰まったような重さ、後ろ側は引っ張られる様な重さがかかり

5kgだけでなくその頭を支えるために10~30kgくらいの負担がかかると言われています。

さて、それでは首猫背の方のための簡単な改善方法を紹介していきましょう。

まずは座る姿勢を正すため骨盤を立てて背骨を真っ直ぐにしましょう

両手の指を首の後ろにあてて息を大きく吸って

息を吐きながら上を向くようにストレッチしましょう。

首の後ろに指を当ててあげることで首の後ろの筋肉をサポートし負担を減らしてくれます。

指を当てないで強く上を向いたりグルグル回してしまうと

関節に強い負担がかかってしまって、逆効果になってしまいますので

無理やりやらないように注意をしてください。

他にも「スマホ猫背」「IT猫背」と言われているだけあって

スマホをいじる時の位置や、パソコンの画面の位置を変える方法などもありますが

スマホを使うとき目線の位置で操作するなんて、、、、

一度やってみてください、腕がめちゃくちゃ疲れます肩がこりそうです。

確かにうつむかなくなることで首猫背の予防になるかもしれませんが

別の意味で肩こりしちゃいます。。。

パソコンでもデスクの高さや椅子の高さを合わせて目線の高さにすることができますが、

時間がたてばやはり少しダラッとしてしまいどうしてもやり辛くなってしまうという方がほとんどです。

もちろん日常の中で姿勢を正したり、丸まらないようにすることが一番の改善方法でもあるのですが

まずは自分のやりやすいストレッチなどから初めて

少しだけでも改善してからそのような対策をとってあげると

辛さもなくなり、今後も同じ症状になりにくくなると考えています。

もちろん定期的にマッサージや猫背矯正などをしてあげることで

正しい位置を思い出すことができるし、肩こりの痛みも軽減されるので

治療も大切な対策の一つです。

猫背は長時間かけて出来上がってしまった姿勢なので

治すのも小さなことからコツコツと長時間かけて治してあげることで良くなっていきますよ。

背骨について

投稿日: 2015年11月24日 カテゴリー:

カラダ会議室代表 山名です。

午前中はパソコンと格闘しながら仕事をしています。

短時間でも画面を見て作業しているとどんどん姿勢が悪くなって

なんだか首が痛くなる。

そんなことありますよね。

今回から何回かに分けて猫背の話をしていこうと思います。

そして今回は姿勢の基礎の基礎。

背骨についてです。

背骨はいくつかの骨に分かれていて、

首の骨(頚椎)
胸の骨(胸椎)
腰の骨(腰椎)
骨盤の骨(仙骨・尾骨)

となっています。

そして背骨の角度が変化したり筋肉が引っ張ったりすることで

猫背の種類も変わってくるのです。

よく子供のころに「姿勢を伸ばしなさい!」と言われて

背中をピンッと伸ばしてましたが。

その時、背骨もピンッと真っ直ぐになっていると思われるかと思いますが、

背骨は真っ直ぐになっているわけではありません。

下の写真を見ていただくと背筋を伸ばした状態でも

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背骨というのは前後に波打つようにカーブしています。

このカーブがあるからこそ人間は背筋をのばすことができ、

二足歩行ができるほど重要なカーブなのです。

特にわかりやすいこのカーブの効果は

ショックの吸収です。

人間は歩いているだけでも体重が衝撃として全身にかかってきます

階段の下りの時は体重の何十倍もの衝撃がかかると言われていて

その衝撃をどこかで緩和しなくてはなりません。

そう!

背骨のS字のカーブが衝撃を前後に逃がしているのです。

しかし、姿勢が悪くなりS字のカーブがきつくなってしまったり、

S字がなくなり真っ直ぐになってしまうことで

衝撃が逃げだぜず腰の根元や、首の根元あたりに

ストレスが全てかかってしまうという状態になってしまうのです。

これがまさに肩こりや腰痛の原因となってしまうのです。

姿勢大切ですね。

これからブログを更新していくごとに猫背のタイプや

その原因・改善方法など書いていきたいと思いますので、

読んでいただければと思います。

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